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essential requirements for comppliance with these standards”をより詳細な規定に改正しようとするスウェーデンからの提案を審議するものである。NWIPは昨年5月に18/773/NPとして回章され、18/788/RVN(昨年の4月行け)により承認されている(日本は改正することに反対していた)。キスタ会議では、CDのdraftとして文書18(Kista/WG23)23Aが提出された。
提案国のスウェーデンから、18(Kista/WG23)23Aについての説明があった。説明の後、18(Kista/WG23)23Aに記載される“good workmanship”について、より具体的な定義が必要であるとの意見が出され、この意見に対し具体的表現の提案等も出されたが、反対の意見としてノルウェーより、当面の間、この文書は凍結すべきではないかとの意見が出され、この件に関し投票を行うこととなった。結果は以下の通り。
文書を凍結することに賛成:Germany,Italy,Netherlands,Norway,United Kingdom,Japan,USA
文書を凍結することに反対:Canada,Russia,China,Sweden
投票結果より、18(Kista/WG23)23Aは凍結されることとなり、本件に関しては、これ以上の作業は行われないこととなった。
1.15 Report from Mr.David Clark regarding IEC363
関連文書:18(Kista/Sec)12
18(Kista/Mr.D.Clark)17A
本議題は、IEC363“Short−circuit current evaluation with special regard to installations in ships and offshore drilling units”の改正に関するものである。CDVとして18(Sec)795CDVが回章されていた。キスタ会議では、各国からのコメントヘの対応として18(Kista/Sec)12が提出された。
現行のIEC363はTechnical reportとして発行されているが、本改正案については規格(standards)てして発行されることが確認された。
カナダのMr.D.Clarkから18(Kista/Mr.D.Clark)17Aをもとに作業経過の報告があった。この後、短絡電流の計算に関し、計算プログラムの供給はできないのかとの意見が出され、ドイツから供給の可能性が示唆された。議長より規格の一部としてプログラムの供給が望まれる旨の意見が出され、ドイツが検討することとなった。
改正案では、Appendixとして短絡電流計算の例が記載されているが、計算例は非常にボリュームがあることやIEC規格でないアメリカ規格のケーブルが使用されていることなどの理由からMr.Clarkより削除したいとの申し出があった。投票を行い、賛成多数にてAppendixは改正案より削除されることとなった。
現在回章されている18(Sec)795CDVは三相交流に関しての短絡電流計算法を規定しているが、現行のIECは直流に関しても規定されている。この点に関し、現行のIEC363の直流に関しての部分を改正案と併存させてはどうかとの意見が出されたが、規格とTechnical reportとの併存は許されないとのCentral Officeの見解が述べられ、結果、改正案を新規のIEC362として取り扱い、そのタイトルを“Procedures for calculation for short circuit in three phase A.C.electrical instllation in ships and mobile offshore units”と変更し、現行のIEC363の直流に関する規定はPart1の交流に関する規定を削除した上で、Technical reportとして残すこととなった。
上記に従い、FDISが提出されることになる。

 

 

 

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